2019.8.28
渋野日向子 ノーベルショットで小樽に挑戦
LPGAツアー26戦『ニトリレディスゴルフトーナメント』(賞金総額1億円、優勝賞金1,800万円)が8月29日、北海道小樽市・小樽カントリー倶楽部(6,650ヤード/パー72)で開幕する。28日はノーベル賞医学生理学賞を受賞した本庶佑氏が参加し、プロアマ大会が盛大に開催された。
渋野日向子の背筋が、いつもよりシャキッと伸びた。プロアマ大会で、ノーベル賞医学生理学賞を受賞した本庶佑氏とのラウンドである。
「すごく飛ぶし、ゴルフがとてもお上手です。チーム戦で、私がモルモットになりますと、パッティングを先に打ってお手本を見せてくださった。最初、何のことやら意味が分からなかったけど、さすが医学の先生ですね。テレビで拝見した感じでは、少し厳しい方とお見受けしましたけど、そんなことはなかった。すごく優しい。これからプライベートでも、ぜひご一緒したいです」と感想を語っていた。
一方、本庶氏は渋野へ、「よく飛ぶし、とても人柄がいい。楽しくラウンドができた。授賞式の時に買った、金メダル型のチョコレートにサインをして、3つプレゼントした。ぜひ、来年の海外メジャーの勝負どころでかじって、また優勝してほしい」とエールを送っている。
いよいよあすからはツアー屈指の難コースで、スリリングな勝負が待っている。「コースが難しいと、散々聞いている」。最難関の16番、パー4の420ヤードは、「第1打を左にひっかけて、残り209ヤードの第2打を池へ放り込みました。ただただ、難しいとしか言いようがない。自信がないし、予選落ちしても仕方ない」と、ごく控えめに話した。
それだけに気になるのは27日、副鼻腔炎と診断された体調の不安。「元気だけど、まだ違和感は残っている」という。とはいえ、それをいいわけにはしたくはないだろう。「最後まで、あきらめずにしっかりプレーしたい」。最高の笑顔を浮かべた。
(メディア管理部・森谷 清)
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