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2019.10.23

渋野日向子 賞金女王と表紙の人へ 

NOBUTA GROUP マスターズGCレディース マスターズゴルフ倶楽部(兵庫県)

 1位との差は約600万円。賞金女王に照準を合わせる渋野日向子にとって優勝賞金、3,600万円の今大会は、正念場だ。「大きいですね。この試合で上位に行けば(賞金女王に)近づける。今回も、しっかり頑張りたい」と奮い立たせた。成績いかんでは、1位の申ジエを逆転。念願の首位へ躍り出る。

 いまさらながら、まさに時の人だ。ゴルフ界だけではない。スーパーアスリートの証明といえるのは、今月25日発刊の『ビッグコミック』で表紙を飾ることだろう。「私の顔が、似顔絵になる。ゴルフ雑誌以外で、表紙になることは光栄なことです。絶対、買おう」。パッと表情が明るくなった。近刊ではラグビー日本代表のリーチ・マイケルなど、旬な人がピックアップされ、ビッグな顔の俗称は51年前の創刊号から不変だ。

 もちろん、気合ばかりで成績があがるほど、LPGAツアーは甘くはない。気になるのは、今大会が初参戦。ただし、コースの印象は悪くなかった。「ラフが長いところもあるけど、気にするほどではありません。フェアウェイキープをすれば、ボールが止まる。グリーンの状態もすごくいい」。具体的なことは触れなかったが、まさに「私向きのコース」といいたげな表情を浮かべていた。

 とはいえ、肝心の調子はどうか。「パッティングはロングパットを中心に行い、距離感が合ってきた。でも、ショットがヤバいです。アイアン…。いや、ドライバーが1番ヤバい。左を向いていました」。トーンダウンしたが、修正力は定評がある。原因がわかっているだけに、臨戦態勢は整う。

 タイトルへ向け、まさに大一番。LPGAツアーの顔になる-ためだ。

(メディア管理部・鈴木 孝之)

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