2020.6.26
田中瑞希 バウンスバックが効いた
<Photo:Ken Ishii/Getty Images>
2020-21年JLPGAツアー第1戦、『アース・モンダミンカップ』(賞金総額2億4,000万円 優勝賞金4,320万円)大会第2日が6月26日、千葉県袖ヶ浦市・カメリアヒルズカントリークラブ(6622ヤード/パー72)で行われた。この日は強風が吹き荒れるタフなコンディション。各選手を大いに悩ませる。しかし、プロ2年目のルーキー、田中瑞希が7バーディー、2ボギーの67をマーク。通算9アンダーで首位に立った。通算6アンダー、2位タイは渡邊彩香、李知姫、鈴木愛がつけている。渋野日向子は3バーディー、1ダブルボギー、3ボギーの74で通算2オーバー、71位。カットラインに1打及ばず、予選落ちを喫した。
1998年生まれの田中瑞希が7バーディー、2ボギーの67をマーク。通算9アンダーと素晴らしいパフォーマンスを展開した。
「アイアンショットが安定していた。おかげで、バーディーチャンスがたくさん」とうれしそうに口を開く。パー5ですべてバーディー奪取したことが、さらなる好調の要因だ。
「特にパー5の2ホール、14番、18番のバーディーがうれしい。ボギーの後だったからです」。昨シーズン、渋野日向子でゴルフファンの間へ浸透した、バウンスバックである。
14番は、残り55ヤードの第3打を2メートル、18番も第3打、残り103ヤードを2メートルへ寄せた。「ティーショットから狙い通りです。第1打があのあたり、セカンド、サードをきっちりと運んで、パッティングでコロン」。イメージ通りの内容にご満悦の様子。
こういったマネジメントは今オフの成果だ。100ヤード以内のショートゲームを、これまで経験したことがないほど、練習を重ねたという。「去年、パー5でバーディーをとることが少なかった。ここでチャンスをモノにすれば、60台のスコアが出せる」と分析。重点強化を図った狙いは、ズバリである。
昨年の最終プロテストで合格。3度目の正直だった。2020年の目標を「優勝」と即答している。第1戦でチャンス到来。「あと2日間残っている。今日まではうまくいっても、決勝ラウンドでピンチもたくさんあると思う。あわてずにしっかりとパーセーブをします」と話した。
キャディバッグにはお守りが3つ。「父、叔母さん、もうひとつは自分で買いました」という。見えないパワーに後押しされた。気負いはなし。猛練習が自信を与えたのだろう。
(メディア管理部・中山 亜子)
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