2020.9.10
小祝さくら VS風の腕だめし
<Photo:Ken Ishii/Getty Images>
日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯 JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部(岡山県)第1日
ボギーフリー。小祝さくらは、ノーボギーのラウンドを「安定したプレーができている。うれしいですね」と笑顔が弾けた。4バーディーを奪って68をマーク。好調期間が本当に長い。
前半は風が穏やかだった。10番スタートのこの日、最初のバーディー奪取は、難度が高い14番。続く、15番は残り135ヤードの第2打を8Iで2.5メートルにつけ連続バーディー奪取で流れを引き寄せる。17番でも、2メートルをきっちりとカップインさせた。シーズン序盤、パッティングの不調がうそのようだ。
後半は一転、警戒していた風が吹く。1番でバーディーをとったが、「風が変わるとは聞いていたけど、6番はびっくり。セカンド地点ではフォローだったから、2オンを狙った。でも、風の方向が変わって…。残念でした」。
何度も語っているが、今季のテーマは風に負けない強いボールを打つことだ。長期的な視野で、「低い球や右風の場合はフェード、その逆パターンも同様です。クラブを短く持ち、スイングで下半身を止めないように気をつける。また、低い球を打とうとすると、左にひっかけやすくなる。だから、よりリズムが大切です」という。
それだけに、リンクスの今大会は絶好の腕試しなのだ。「風は急に吹いたり、止んだりなど波がある。こわいですね。だから、しっかりとコントロールショットを打ちたい。小さなミスが影響する。集中しないといけない」。風に負けないさくらは、まだまだ咲き続ける。
(メディア管理部・中山 亜子)
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