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2020.10.15

偉業から1年 古江彩佳の進化と真価

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 JLPGAツアー2020-21年第9戦『富士通レディース 2020』(賞金総額1億円、優勝賞金1,800万円)が10月16日、千葉県千葉市・東急セブンハンドレッドクラブ(6,659 Yards/Par 72)で開幕する。15日は指定練習日。出場96人が入念に最終調整を行った。また、地上波・BS・CS・インターネット放送を通じ、3日間LIVE配信を実施する。

 万事が控えめで常に精進。古江彩佳の原動力である。アマチュアで、史上7人目の偉業達成から1年。ディフェンディングチャンピオンで迎える今大会は、ホステスプロという大仕事まで加わった。「1年が経つのが早い。半年ぐらいの感じです。だから去年のことはすべて覚えている」と話した。

 今季出場の8戦。予選落ちが1回あるものの、コンスタントに上位争い。シーズン6戦目の第51回デサントレディース東海クラシックでは、プロ初優勝を飾っている。「プロとして1勝したいと思っていましたけど、いつまでに、とは考えていなかった。本当に良かったと思う」と控えめだ。ところで、自身が分析する特長は「安定性」。その上で、「バラつきの幅が少ない。そのあたりがツアーで戦う武器になっている」と説明した。確かに、パーセーブ率=92.0000の1位、平均ストローク=70.4000が3位で数字にも表れている。

 さて、連覇をかけた今回は、「全く違うコースに感じる」とも。というのは、「コースコンディションが全く違う。ラフが、昨年よりもかなり長い。天気予報が雨。気温が低く、耐えるゴルフがキーポイントです」と予想した。そうはいうものの、「ホステスプロは初めての経験。予選を通過して、上位で戦いたい」。控えめな口調が、静かに闘志のたぎらす証明だ。

(メディア管理部・鈴木 孝之)

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