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2020.10.16

好調キープのペソンウ 控えめの美学

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 JLPGAツアー2020-21年第9戦『富士通レディース 2020』(賞金総額1億円、優勝賞金1,800万円)が10月16日、千葉県千葉市・東急セブンハンドレッドクラブ(6,659 Yards/Par 72)で開幕した。大会第1日は大混戦。ペソンウが4アンダーで首位に立った。2位は3アンダーの永井花奈、山路晶、テレサ・ルー、稲見萌寧、比嘉真美子。
(天候:曇り 気温:16.5℃ 風速:4.0m/s)

 ペソンウが勢いに乗っている。4バーディー、68でホールアウト。ノーボギーのラウンドに価値がある。「ピンポジションが端でした。難しい。だから、ノーボギーでラウンドできたことは幸せです」。1年ぶりの単独首位発進に、ほっとした表情を浮かべた。

 ただし、ピンチがなかったわけではない。「難しいリカバリーが何度かあった。13番、ピンと反対方向に打ってしまい、30メートル以上のパッティングが残った。18番でも(グリーン)オーバーしては絶対にいけない。でも、オーバーした」。しかし、持ち前の集中力でパーセーブに成功する。

 前週の最終日、バーディーラッシュを展開。最終ホールで首位に並びプレーオフへ加わった。しかし、JLPGAツアー通算3勝目には、惜しくも手が届かず。「プレーオフ進出は私にとって、ボーナスのようなものですよ」。惜敗を笑顔に変えてしまう。次へ向かう姿勢こそプロフェッショナルにとって必要不可欠の要素なのだ。

 ということで、「(日本では)2年目ですけど、まだ新人のつもり。優勝へ対する欲がないわけではない。もっと、日本の生活に慣れてくれば、優勝の日はやってくるものです」と焦りはない。今季4戦目の出場は、絶好の首位スタート。「寒くなってきたので、全体的に身体が重い」。17日の天気予報は雨だ。さらに、寒さも加わるだけにどう攻略するか。試練が試される。

(メディア管理部・鈴木 孝之)

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