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2020.10.17

申ジエ 勝負勘がさえた感謝のエース

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

富士通レディース 2020 東急セブンハンドレッドクラブ(千葉県)第2日

 いよいよ、実力者の出番である。申ジエは今季3戦目。勝負勘がさえた。「昨日、そろそろホールインワンがくるかなぁ」と脳裏に浮かんだそうだ。

 4番、7Iの第1打がカップイン。「まさか、今日とは…。本当にうれしい」と来日後、一番の笑顔をみせた。同時に、「朝から、大変な天気でした。でも、選手が安心してプレーできる環境を整えてくださった関係者の皆さまのおかげです。心からお礼を申し上げます。ありがとうございます」。プレー中、言葉にはできない。それでも、心中で感謝のメッセージを伝えた。

 カップをうれしそうに覗きながら、ボールをしっかり確認。その後、カメラへ向かって、ワンアクションを行った。全国のファンへ届けるためだ。「みなさまと一緒に喜びを分かちあう。ホールインワンは運気が上がる。皆さんへ、お福分けです」とサービス精神も旺盛である。ホールインワンを達成したのは、JLPGAツアーでは2回目だが、通算12回だった。

 ただし、この日はこのホールを境に、より一層、気を引き締める。「早い段階でホールインワンがくると、次のショットも入る-よけいなプレッシャーをかけてしまうから。スイングで、リズムがはやくなり、力が入ってしまう。すぐに忘れる努力をした。より、集中することが必要です」と、戒めている。首位に1打差の通算4アンダー、2位で迎える最終日。「最終組でプレーができることがうれしい。優勝争いができることは本当に楽しみです。最後までマイペースを貫くことがテーマ」。幸運を1日で手放すことはない。

(メディア管理部・中山 亜子)

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