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2020.11.7

ラッキー7で圧巻のイーグル 木村彩子が初Vへ挑戦

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

TOTOジャパンクラシック 太平洋クラブ 美野里コース(茨城県)第2日

 木村彩子が1イーグル、5バーディー、ノーボギーの64をマーク。通算12アンダーで、首位の申ジエに1打差の2位に浮上した。最終日、最終組でJLPGAツアー初優勝を目指す。

 「我慢こそ、今年のテーマ。我慢していたから、ご褒美がきました」とは、7番のイーグル奪取である。残り80ヤードの第2打を、52度で技あり-のカップイン。今季初のイーグルを決めた。勢いに乗り、後半も5バーディーの快進撃だった。

 コロナ禍の長いオフを地力強化に充てた。昨年12月から、アマ時代から鈴木愛を育てたことで知られる、南秀樹コーチの指導を受けるように。自宅は千葉県だが、香川県高松市に部屋を借り、半年間の鍛錬となった。「四国は傾斜のあるコースが多い。ラインに応じて打つ練習など、ためになることばかり。また、シーズンを通して、調子の波が少ない戦えるスイングをつくった」という。

 その結果が今季の躍進につながっている。もっかの賞金ランキングは14位。スタッツをみてもパーオンホールの平均パット数10位、フェアウエイキープ率5位など、上昇カーブを描く。「ショットで、ボールへのコンタクトが良くなり、パッティングは真っすぐ回転で打てるようになった」と手応えを得る。さらに、「君に足りないのは、我慢だけじゃないの」。南コーチからお褒めの言葉も自信につながった。

 聖徳大付属女子高時代、授業で小笠原流の「礼法」を学んだ。お茶の点て方、美しい歩き方などの基礎は一生の財産。ラウンド中のさまざまな所作にも注目してほしい。さらに、美しい優勝カップの掲げ方のお手本も明日、拝見できるかもしれない。

(オフィシャルライター・宮脇 廣久)

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