2020.12.10
セキユウティン 255ヤードで勝負
<Photo:Atsushi Tomura/Getty images>
JLPGA新人戦 加賀電子カップ グレートアイランド倶楽部(千葉県)第1日
予想外とはこのことだ。いつもにこやかなセキユウティンの表情がくもった。一時は首位タイまで浮上。さぁ、これから-という後半の13、15番でスコアを落とした。「攻めなければいけない、パー5でボギー。悔しい」とくちびるをかんだ。
171センチ・63キロとスリムな体形。しかし、持ち味は飛距離である。この日、12番まではアドバンテージを生かし、ほぼ完ペキな内容だった。「ショット、パッティングが安定して、3アンダーまでスコアを伸ばすことができた」という。パーオンを逃したホールは2つ。それだけに後半、2つのボギーが痛かった。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、第1戦が6月にずれ込んだ。2月に来日してから、滋賀県を拠点にトレーニングの体力強化に取り組む。「アース・モンダミンカップでは、20ヤードも飛距離が伸びた。本当にうれしいです。平均の飛距離は255ヤード」と進化を遂げた。
ただ、20年の終盤に入ると飛距離が落ちる。今大会まで、「入念にスイング調整を行った。もっと、腕を大きく振るように」とポイントを説明した。人生で一度限りの新人戦である。「パー5をマネジメントして、上位を目指します」。控えめな口調ながら、優勝へのキーポイントを語った。
(メディア管理部・鈴木 孝之)
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