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2021.3.27

2位Tの申ジエ『ツアーのレベルが上がった』

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

アクサレディスゴルフトーナメント in MIYAZAKI 2021 UMKカントリークラブ(宮崎県)第2日

 実力者健在。申ジエは今大会から20-21シーズンへ復帰した。しかし、ブランクを感じさせないプレーの数々。66をマークして、2位タイへ浮上した。「結果は大事ですけど、コロナ禍でも大会を開催してくださる、感謝を込めてプレーしています。また、久しぶりにギャラリーの皆さんにお会いできたことがうれしい」。

 となれば、ブランクなどとはいっていられない。後半は5バーディー、ノーボギーの内容。17番、4メートルを決め、18番も1メートルを沈めて連続バーディーで最終日へ向かう。「それほど、調子が良かったわけではない。1番でいきなり、バーディーチャンスが来ても一転して、何とかパーセーブができた。そんな感じです。前半は、ボギーを叩かないように、ひたすら耐えるプレーだった」という。

 忍耐が後半のチャージを運んできた要因だ。「インヘ入って、ショットの調子が上がってきた。ただ、15、16番はちょっと悔しい。本当にチャンスでしたからね。それで、最後の2ホールは挽回しようと気合が入った。おかげで、明日のための連続バーディーがとれたから」と、手放しで喜んだ。

 一方で、元世界一を感服させたのはJLPGAツアーがより活性化したこと。「きょう、河本さんが63をマークしたけど、このコースはそんなにやさしくはありません。全体のスコアからも、選手のレベルがかなり上がっていることがわかります。私が最も感じたことは、どの選手もネバー・ギブアップの精神が見える。絶対にあきらめない気持ちが、いいプレーにつながります。最終日も素晴らしいプレーをお見せしたい」と言葉が弾む。相乗効果が生みだす熱気を確かに感じた。

(メディア管理部・中山 亜子)

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