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2021.5.30

5月の大里桃子 好調キープで記録更新

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

リゾートトラスト レディス セントクリークゴルフクラブ(愛知県)最終日

 5月は青き風の如し。大里桃子は今大会、2位タイでフィニッシュした。これで5月の成績は2位→2位タイ→優勝→2位→2位タイ。5週連続2位以上はJLPGAツアー制度施行後、史上初の快挙となった。「いま、初めて知った。意識をしなかったから達成できたのでしょうね」といい、「もう知ってしまったから、次はできません」と驚いている。さらには、「ミス・メイでした」とも。

 今月の5試合、最終日のホールアウト後は、公式会見へ臨んだ。優勝は当然としても、他の4回は敗戦。しかし、いずれも常に笑みを浮かべながら、率直な印象を語りながら、勝者へ最大の敬意を表した。聞いているこちらまでも、心が洗われるような気が。さわやかだった。やはり、長い期間、パッティングの不調に見舞われ、どん底から這い上がった苦悩がそうさせたのだろうか。これで良しとはしない。常に前向きだからこそ、好調期間が長い。

 この日は、「シビアなパーセーブがたくさんあった」とも。続けて、「12番の第2打を左へ外した。次のアプローチが寄らずに、パーパットは3メートル。とても難しいラインだったけど、うまく入りました。16番は、ピンの真上3メートルへ。ちょっと、しんどいかなぁと思ったけど、これもうまくいった」。あきらめないのだ。

 精神力の充実は、自然の驚異で揺らぐことはない。毎週のように中断やサスペンデッド、中止のアクシデントに見舞われながら必死だった。「大変な状況のほうが得意かもしれない。耐えればいいだけですよ」。火の国のゴルファーはマイペースを崩さない。当然ながら、稼いだ賞金額もすごかった。5試合で計4452万6,666円也。参考までに、4月は323万6,000円だった。

 しかし、シーズンはまだまだ続く。目標を質問されると、「リカバリー率が悪いから、何とかしたい」。そして、すぐさま、「ミス・ジューンになります」と話す。ブルー×ホワイトのコーディネートが青き風を想起させた。桃が実をつけるのは、これからである。

(メディア管理部・中山 亜子)

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