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2022.6.4

稲見萌寧、今季初の首位は勝率71% 

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 JLPGAツアー2022シーズン第14戦『リシャール・ミル ヨネックスレディスゴルフトーナメント2022』(賞金総額9000万円、優勝賞金1620万円)大会第2日が6月4日、新潟県長岡市・ヨネックスカントリークラブ(6475ヤード/パー72)で行われた。首位は通算6アンダーの稲見萌寧。2打差の4アンダー、2位タイで岩井千怜、勝みなみ、吉田優利が続く。
(天候:晴れ 気温:20.5℃ 風速:1.2m/s)
《グリーン=スティンプ:11フィート コンパクション:24.5mm》

 ついに来た。昨シーズンの賞金女王、稲見萌寧が首位で最終日を迎える。過去12戦7勝。58.3%の勝率だ。「今年初めてのトップ」と自身が切り出した。昨シーズン9勝をあげているだけに、実に意外。そして、「この打数を縮めないように、差を広げたい」と話した。

 序盤からバーディーが先行。一時は2位グループへ4打差をつけ、首位を快走した。ところが、好事魔多し。パー5の16番でグリーンを外し、右手前からリカバリーショットも失敗。ボギーにすると、流れが変わった。

 続く17番では、7Iの第2打がグリーン奥の池へ。アプローチもよらず、入らずのダブルボギーを叩いた。「うまく打てたと思ったら、風が止んでしまった。しかも、キャリーで…。マネジメントミスです」という。ただし、各選手が口を揃えたように、「特に後半は、風が回っていて、とても読みづらい」。このあたりが、自然との戦いなのだ。

 しかし、気落ちしてはいられない。気分一新で臨んだ18番。残り77ヤードの第3打をピン左、1.5メートルへつけた。落ち着いて、バーディーを決めている。「優勝、というより今は修正ポイントが頭にある。最終日は第1打でフェアウェイキープがポイントです。より、多くのチャンスがつくれるように」と加えた。

稲見萌寧 成田美寿々<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 とはいえ、現状の調子はどうなのか。「ショットは違和感が少しある。でも、いい感覚でもないショットがピンに寄っています。60点かなぁ」と前置きし、「パッティングがいい感じになっている。70点です」。自己採点はそれほどでもなかった。

 しかし、理想が高く、とにかく自身のプレーに厳しい。「ショット、パッティングで70-80点つけられればいいです」。ようやく復調のサインが出た。もうひとつ、データを加えると、最終日の前日が1位の時は、過去7戦5勝。勝率が71%へ跳ね上がる。

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