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2022.9.17

穴井詩 圧巻の300ヤード超えで女王奪還

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

第53回住友生命 Vitality レディス 東海クラシック 新南愛知カントリークラブ美浜コース(愛知県)第2日

 今大会、恒例行事となった年に一度のJLPGA公認『朝日インテックpresentsドライビング女王コンテスト』。2年ぶりの開催に足を運んだギャラリーも大興奮だった。

 ドラコンの大本命は穴井詩。「何回味わっても、あの場の緊張感は大変です。その緊張感がスパイスになった」という。結果は、フォローの風も味方して302.3ヤードをたたき出す。大逆転で優勝賞金50万円を手中にした。

 ただひとりの300ヤード超え。18、19年に続き、3度目の女王へ輝く。「みんなが圧をかけてきた。今、すごくホッとしている」と、ようやく顔をほころばせる。

 出場は12人。まさに真打というべく、最後に登場した。チャンスは2回。1球目をミスして、「あとがなかった。なんとしても、記録を残さないといけない」と、集中力を高めこん身のひと振りである。ここまで、暫定1位・岩井明愛の記録は、295.0ヤードだった。史上に残る大空中戦。

 「今回、飛距離自慢のすごいメンツが揃っていた。予想通り、いい勝負だったけど、勝てるかは最後までわからなかったですね」という。そして、「フェードの方が飛ぶかなぁと思って狙ったけど、逆球でした」とVをもたらした一球の秘話を披露。

 21年大会は降雨によるコースコンディション不良のため、第2日の競技が中止となっている。ドラコン大会も中止に。20年は、優勝した笹生優花にわずか1.9ヤード及ばず、2位に甘んじているだけに、見事なリベンジを果たしたことになる。

 それにしても、キャリーで280ヤードを超え、300ヤードの世界へ突入するとは-。毎試合だけではなく、飛距離でもJLPGAツアーは新時代を迎えた。

 とはいえ、残念ながら大会第2日を終え、穴井は通算8オーバー、97位タイで予選落ち。この一打が次戦以降、奮起の呼び水となるか-。

【出場選手の使用クラブ、使用ボールの一覧はこちら】

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