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2022.9.18

94期生櫻井心那-圧勝でステップ2勝目

<Photo:Toru Hanai/Getty images>

 JLPGAステップ・アップ・ツアー2022シーズン第10戦『山陽新聞レディースカップ』(賞金総額3000万円、優勝賞金540万円)大会最終日が9月18日、岡山県玉野市・東児が丘マリンヒルズゴルフクラブ(6360ヤード/パー72)で行われ、首位スタートの櫻井心那が大会新の通算15アンダーで、ステップ通算2勝目を飾った。5打差の通算10アンダー、2位タイは篠原まりあ、小林夢果、宮田成華。
(天候:曇り 気温:29.8℃ 風速:10.7m/s)

 台風14号接近の影響で、最終日は風速10.7m/sの強風が吹き荒れた。しかし、櫻井心那は通算15アンダーの大会新記録で優勝。しかも、2位へ5打差をつける圧勝で、ステップ2勝目を飾った。

 「毎ホール、しかも1打毎に全集中。大事にプレーした結果です。実は、リーダーボード、帯同のスコアラーさんなど一切、見ないようにしていました」という。続けて、「初優勝の時は、しっかり毎ホールで相手と何打差など状況を把握しながらプレーした。でも、最終ホールの18番で、ドッと緊張してしまい、左へひっかけるミス。その時の反省はもちろんだけど、北海道meijiカップの最終日、優勝したイミニョンさんが集中するため、全くスコアを見ない-そう話してくれました。私も今回、やってみたらうまくいったと思います」と振り返った。

 前半、2バーディーを奪取。勝負の後半へ向かった。勢いが増したのは14番。残り116ヤードの第2打を48度でピン80センチへつけた。楽々とバーディー。続く、パー5の15番も2オンに成功し、10メートルを2パットで連続バーディーを決めた。

 ところが、17番でピンチ。第1打、グリーンを外し、第2打もうまくいかない。難しいパーセーブが残ったものの、3メートルを1パットで事なきを得た。自然にガッツポーズが飛び出す。

 「しっかりストロークすることができた。ナイスパーです。今回、パッティングではルーティン、ラインの読み方を少し変えてみました。これまで、じっくりと行うことが多かったけど、そうすると迷いが生じてスムーズなストロークができない。今回は即断したら、すぐに打つことを試した。手応え、ありましたね」と笑顔で説明している。


<Photo:Toru Hanai/Getty Images>

 前日、語っていたように9月は勝負の月-と位置付けた。「狙っていた大会で優勝。今大会は賞金が高いでしょう。初優勝は、やっとできた…。そんな感じでしたけど、目標を達成できたうれしさがありますね」。というのは、ステップでシーズン賞金ランキング2位以内へ入れば、翌年のJLPGAツアー前半戦の出場権が獲得できるからだろう。

 「今回は、とても大きい優勝です。同期の選手がみんな頑張って優勝している。私も、という気持ちにしてくれます」と話した。ステップのスタッツを調べると、パーセーブ87%、最終日の平均ストローク69.9という勝負強さが際立つ。

 また、賞金ランキングでも1300万円を突破して、2位に600万円以上の差をつけ独走状態を構築する。同日、JLPGAツアー『住友生命Vitarityレディス東海クラシック』では、同じ94期生の尾関彩美悠が初Vを。

 前週、川﨑春花の公式競技初制覇を起爆剤に、ルーキー快進撃のビッグウェーブがトーナメントを席巻した1日になった。

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