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2022.11.12

ダブル桃子の最終組 岸部『しっかり意識する』

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

第38回伊藤園レディスゴルフトーナメント グレートアイランド倶楽部(千葉県)第2日

 3番から5連続バーディーを決めた。ラストスパートの気構えを表す、岸部桃子の意思表示である。「5連続…。うーん、ちょっと記憶にありません。それどころか、1打集中でプレーをしていた。気がつくとアッ、5個目でしたね」と振り返った。

 出場権がなかった前週、最終戦への挑戦を心に刻んでいる。もっか、メルセデス・ランキングは45位。JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップは、今季のツアー優勝者など、次週の大王製紙エリエールレディス終了時点で上位40人が出場権を得る。プロ11年目を迎え、初のシード権獲得へまい進中だが、目標は高いほどいい。

 今季はQTランキング22位でスタートし、リランキング7位と這い上がった。「シード権ばかりを気にしていたら、プレーが小さくなってしまいそう。勝負は上を目指さなければステップアップは望めない」と話した。


<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 後半も果敢に攻めた。終わってみれば9バーディー、2ボギーの内容である。自己ベストを2打短縮。65をマークし、3位へ浮上した。今季、2度目の最終日、最終組へ挑戦する。前回は今年4月だった。上田、大里と同じ桃子が上位に3人-と大きな話題を集め、上田が圧勝。

 今回は上田桃子、山下美夢有と直接対決で、いやがうえにもテンションが上がる。「富士フィルムの時はバック9が本当に大事だと痛感。パー5でボギーを叩き、持ち味を出し切れずに終わった。今回はしっかり意識します」と背筋を伸ばした。

 なるほど、この日の後半が予行練習だったのか。残り6ホールで4バーディーを奪取。しっかりと準備を整えていた。

(JLPGAオフィシャルライター・宮脇廣久)

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