2023.3.3
ノーボギーがキラリ 渡邉彩香が首位キープ
<Photo:Hiromu Sasaki/Getty Images>
JLPGAツアー2023シーズン第1戦『第36回ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント』(賞金総額1億2,000万円、優勝賞金2,160万円)大会第2日が3月3日、沖縄県・琉球ゴルフ倶楽部(6,560ヤード/パー72)で行われ、渡邉彩香がこの日も好調持続。通算9アンダーで首位をキープした。3打差の通算6アンダー、2位へ森田遥が浮上。通算5アンダー、3位タイに上田桃子、稲見萌寧、荒川怜郁がつけている。
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《グリーン=スティンプ:11 1/2フィート コンパクション:23mm》
通算9アンダーへスコアを伸ばし、渡邉彩香は首位をキープした。「きょうも変わらずにいいプレーができた」と満足そう。しかし、「何も話すことがない」と、ちょっとこまったようなコメントが続けて飛び出す。
というのは、前日の会見でスイング大改造の軌跡を事細かに語ってしまったからだ。そうはいっても、10番スタートのこの日、最大の見せ場は最終9番だろう。2.5メートルのパーセーブはすべてが順調にきている証のように感じた。「9番グリーンはイメージを出すことが難しい。ファーストパットは、のぼって下りのライン。しかも、ミスパットでした。一番のピンチだったかもしれません」と、状況を説明。ただ、何事もなかったかのように、続くパーパットはカップへ吸い込まれた。その時、ガッツポーズが飛び出す。
自身39回目のノーボギーラウンド。「珍しい」と漏らし、「やはりノーボギーはうれしいです。デビューの頃から私、ボギーよりもバーディーの数が上回ればオッケーという考え、スタイルでした。でも、ゴルフではやはり(ボギーは)ないほうがいい。きょうも、ピンチといえば、最終ホール以外、特にはなかった。安定していたと思います」。
<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>
加えて、好調なプレーは精神面の安定も後押ししている-とも。「後半へ入って、チャンスはつくっても、なかなかバーディーに恵まれなかった。以前なら、ちょっとイライラしていたでしょう。だけど、きょうは少しもイライラすることはなかった。少しは、気持ちをコントロールできたことになるでしょう」と、控えめに語った。
一方で、ファンが思い出すのは昨年の今大会、最終日の17番だろう。ダブルボギーを叩いた。首位スタートながら、結果は4位タイ。「左の池が気になった。そうしたら、右のラフ…。まぁ(池へボールが)入ったら仕方がない。そんな感じで考えている。去年は去年。今年は今年です」と、それほど気にするそぶりはなかった。
その上で、「第1日のいいプレーに浮かれることなく、きょうもしっかりできた。新しいスイングで、狙いなどをしっかり定めてやり切れています」。充実一途で迎えるムービングデーは、自身40回目のノーボギーラウンドへ挑戦する。
(青木 政司)
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