2023.3.5
2位T・上田-18番を後悔 稲見-改造に手応え
<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>
第36回ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント 琉球ゴルフ倶楽部(沖縄県)最終日
ラスト1ホールまで、首位と1打差のデッドヒート。2位の上田桃子は最終18番で勝負をかけた。「17番から力まないように-を心がけた。第1打は右から横風が吹きラフへ行ったけど、ミスショットではない」。しかし、第2打以降、精度を高めたはずのショットが乱れる。「もうちょっと、フックがかかるかなぁと思ったけど、そのまま右へ抜けて…。第3打はジャッジミスです」と唇をかんだ。
バーディー狙いが、よもやの5オン1パット。痛恨のボギーとしてしまう。「きょう、ミスショットは3発。1日を通して、よかった点はショットが安定していたところだけど、後半の大事なところでミスが出てしまった。オフに考えたことは、大事なところでミスをしない、ことです。十分に考え、練習も積んだけど結局、課題がクリアできていない。残念だった」といい、「(今大会は)最後がすべてだった。情けない。大事なところでミスを…。またか-」と小さなため息をついた。
とはいえシーズンは、まだスタートしたばかり。次週こそ、勝負強さを発揮すればいい。
<Photo:Hiromu Sasaki/Getty Images>
一方、オフからスイング大改造中の稲見萌寧も2位タイ。「前半でいっぱい、いっぱい。開幕戦で2位タイは、初めて。今大会はトップ10が目標だったし、クリアできました」と、笑顔を浮かべている。
そんな状況ながら、この日に際立ったのは、ショートゲームの精度だった。「アプローチを、めちゃめちゃ頑張ったなぁ。徐々にあわせていく。まだ、1Wなどミスがあってちょっとずれているけど、第2打が良くなってきた」。次週は歴代チャンピオンに名を連ねる大会だ。もちろん、急上昇-が目標である。
(青木 政司)
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