2024.3.1
6年ぶり出場 森田理香子が18位T『天才やなぁ』
<Photo:Hiromu Sasaki/Getty Images>
第37回ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント 沖縄県(琉球ゴルフ倶楽部)第2日
6年ぶりのJLPGAツアー。注目の森田理香子は通算1アンダー、18位タイで目標のひとつに掲げた予選通過を果たした。
「上デキです。自分でも天才やなぁって思いながらプレー」と笑顔でひとこと。そして、「うまくコントロールしながらやっていた。確かに、いいゴルフ。ショットも、パッティングも、です」と振り返った。
ハイライトは13番からの4連続バーディー奪取。いずれも1メートルにつけてのものだけに、アイアンショットの切れが抜群だったことがわかる。そうはいっても、スポットライトがあたるのは、ブランクがうそのようなドライビングディスタンスだろう。
第1日の11番で、300ヤードをマーク。予選ラウンドが終了しても、堂々の1位をキープしている。「もう一度、試合に出場しよう、と感じたのは飛距離が出るから。もし、飛距離が出なければ戻ってはこられません。飛ぶことで、まだできる-という気持ちになる」といい、「優勝とかそういうレベルではなく、(プロは)いろいろなスタイルがあってもいいでしょう。飛ばし屋はギャラリーの皆さんへ、すごいと思ってもらいたいし、そのためにはトレーニングもする。今回、本心では予選通過ができるとは思っていなかった。いくら、プレーはしていたといったって、コースは一般向けのセッティングだから・・・」と、自身のこだわりを熱く語った。
<Photo:Hiromu Sasaki/Getty Images>
今大会は主催者推薦。開幕前、「推薦をいただいて試合へ出るのだったら、若い選手にチャンスを回したほうがいいのでは、という考えの方もいらっしゃるでしょう。だけど、私は若い時にがんばってきた、ご褒美だと思う」と持論を展開した。それだけに、堂々の予選突破は胸を張る価値があった。
ツアー制度施行後の記録を調べると、JLPGA会員がプロデビュー後のブランク出場は佐藤敦子が2010年リゾートトラスト レディスから、11年後の21年に住友生命 Vitality レディス東海クラシックが最長だ。しかし、予選落ちに終わっている。一方で、賞金女王のタイトルを獲得したビッグネームが、これだけのブランクを経て、ツアー復帰を果たした例は、もちろんない。
決勝ラウンドへ向け、「一生懸命にやるだけです。全力でプレーすれば、たとえ結果が悪くても納得がいく」。極め付きは、「素晴らしいペアリング。上田桃子さん、菊地絵理香さん、お二人とも天才です。本当に上手すぎです」と、感謝のメッセージで締めくくった。飛距離も驚いたが、トークの上達も素晴らしい。
(青木 政司)
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