森岡が3差5位T ルーキー上久保9位T

チャン ツーイー＜Photo：Yoshimasa Nakano/Getty Images＞

　JLPGAステップ・アップ・ツアー2024シーズン第4戦『CTBCレディスオープン』（賞金総額3,000万円、優勝賞金540万円）が5月9日、台湾・桃園市、Orient Golf and Country Club（6,507ヤード/パー72）で開幕。大会第1日は、各選手がコースを吹き抜ける強風に苦しんだ。地元の利を生かし、TLPGAツアーのチャンツーイーが2アンダーで首位。1打差の1アンダー、2位タイにチェンシュエンら3人が並んだ。JLPGAツアー出場選手は1オーバー、森岡紋加、サイペイインが5位タイ。2オーバー、9位タイのルーキー・上久保実咲、スタイヤーノ梨々菜が第2日の巻き返しを期している。
（天候：晴れ時々曇り　気温：25℃　風速：7.7m/s）

チャン ツーイー（1位：-2）※TLPGAツアーメンバー
　「事前に強風を予測していた。おかげで、うまく対処することができたと思います。コースは、何度もラウンドしている。どんな状況になっても怖くはない。私は、日本が大好きです。JLPGAの選手の皆さんと、一緒にプレーすることができて本当にうれしい。今回はホステスプロとしての役割もある。最高のパフォーマンスで大会を盛り上げる」

森岡 紋加＜Photo：Yoshimasa Nakano/Getty Images＞

森岡 紋加（5位タイ：+1）
　「スタート前、目標を3アンダーに設定。ただ、ラウンド中に風の強さにビックリして、下方修正しました。きょうは脳をフル回転させた一日。本当にタフな18ホールです。同組のヤンさん。去年のうどん県レディースで同組でした。再会できて、もっと親交を深めることができました。台湾ツアーの方は皆さん、優しく、心が温かい。初めて訪れて本当に大好きになった。あすもまた、基本に忠実を忘れないようにします」

サイ ペイイン＜Photo：Yoshimasa Nakano/Getty Images＞

サイ ペイイン（5位タイ：+1）
　「最終18番でダブルボギーを叩いた。最後まで、集中力をキープできなかったことが悔しい。60点の内容です。強い風で特にグリーンまわりのアプローチが大変でした。今回はステップで唯一、台湾での試合。開催してくださって、本当にありがたい。ずっとこの大会が続いてくれたらいいなぁと思います。同組の荒川さん、低いボールを打ち、風の対策がバッチリでした。私はあす、100点満点のラウンドができるようにします」

上久保 実咲＜Photo：Yoshimasa Nakano/Getty Images＞

上久保 実咲（9位タイ：+2）
　「厳しい一日でした。でも収穫がたくさん。想像力を働かせて、強風のマネジメントなどを経験できた。成長するために大事なことは、厳しい環境でプレーをする、です。強風でラッキー、と前向きにとらえたことが良かったかもしれません。TLPGAの選手の皆さん、日本語がすごくお上手で、アプローチのテクニックが凄い。相手というより、あすもコースと戦います」