横峯さくらは、強行軍で試合勘を養う

『中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン』　中京ゴルフ倶楽部 石野コース（愛知県）

　スポット参戦の横峯さくらは、今季２戦目の国内ツアー出場。試合勘を失わないため、あえて歴代チャンピオンの今大会へ挑戦する。「出るからには、優勝したい」と強気の発言が飛び出すのは、当コースとの相性の良さだ。昨年も2位タイへ食い込むなど、確かな自信の裏付けがある。「やっぱり食事は日本が一番です。帰国してすぐ、お寿司を食べに行きました」と話し、「時差ボケでちょっと眠いけど…」とも漏らしていた。しかし、優勝という目標を掲げた以上、弱音を吐いてはいられない。

　米ツアーでは予選落ちが4回、予選通過が5回。決して満足できるものではない。「最初は練習ラウンドをどうやっていいかわからない、という状況からのスタートでした。そういうことにもだいぶ慣れてきた。最近は、ようやく戦えているなぁ、と自分でも感じてきた」という。日本ツアーでは常にV争いを期待される横峯といっても、不慣れな米ツアー参戦は戸惑いの連続だった。その点、今回は自分の庭、ともいえる舞台装置が整っている。地元出身の原江里菜、注目の渡邉彩香とのペアリングは、多くのギャラリーを集めそうだ。