2018.3.4
Final プラスワン・テック
<Photo:Ken Ishii/Getty Images>
ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント 琉球ゴルフ倶楽部(沖縄県)最終日
2018年は、さらにスケールアップ。開幕Vを飾ったイミニョンは17年と、どこが違うのだろう。今大会の担当理事、原田香里が解説する。「元々、スイングが安定している。ただ、日本ツアー参戦1年目の昨年は時折、ばらつくところがあった。しかし、今年はスイングスピードが一定で、とても安定感がある。ゆったりとクラブを振っているようでも、力感といえばいいのか、練習日からすごみを感じました」という。つまり、しっかりとオフを過ごし、きっちりと開幕戦へ照準を合わせて調整してきた、ということだろう。
「彼女は今年、飛距離も伸びたと思う」。イは、「そうですね。10ヤードは平均して伸びている。去年までだいたい250ヤードだったけど、今大会は260ヤードぐらいになった」と話していた。女子では珍しく、パワーフェードが持ち球。「いわゆる、大玉です。ボールを打ち出した時から、弾道が速くて高い。野球でいえば、ホームランバッターのよう。精度もあるし、今シーズンも賞金ランキング上位を争うでしょう」と解説した。
ちなみに、原田はツアーで戦っていた時、闘志をかきたて、飛距離をカバーするタイプだったが、「私とは、対照的。いつも表情が柔和です。ニコニコしながら、プレーを続ける。試合をのんびりと、楽しんでいるところも、強さの秘密かもしれない」。百花繚乱のLPGAツアーは、随所に見どころが満載である。
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