2025.4.11
第1日はサスペンデッド 暫定首位は安田祐香
2014.9.27
選択と集中
渡邉彩香とテレサ・ルーが首位で並び、いよいよ最終日へ
2014年度LPGAツアー第28戦『ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメント』(賞金総額7,000万円、優勝賞金1,260万円)の第2日が、宮城県宮城郡の利府ゴルフ倶楽部(6,499ヤード/パー72)で開催された。
この日、65をマークしたテレサ・ルー(台湾)と1イーグルを含む66で回った渡邉彩香が首位タイで並んだ。2打差の3位にはアンソンジュ(韓国)、3打差の4位タイには大山志保と堀奈津佳が続いている。(天候:晴れ、気温:19.5℃、風速:3.3メートル)
渡邉彩香が1イーグル・5バーディー・1ボギーの66で前日の12位タイから一気にトップタイに踊りでた。圧巻のイーグルだった。18番ホール、492ヤード。「練習ラウンドの時から2オンを狙えると思っていた」というホール。「今週はドライバーがあまり良くなくて…」と不安を抱えていたティーショットだったが、狙い通りフェアウェイをとらえる。
セカンドショットはグリーンまで残り220ヤード。UT3で振りぬいたボールは高い放物線を描き、グリーン脇に落下。ボールは落下地点にあったマウンドに当たると、角度を変え、まっすぐピン方向に向かっていき、ピンそば2メートルについた。そして、迎えたイーグルパット。慎重にラインを読む。狙いを定めた渡邉から放たれたボールはカップめがけて一直線。ボールが転がり始めると、すぐにイーグルを確信した。渾身のガッツポーズ。渡邉をトップタイに押し上げるイーグルとなった。
「ショットは良くないから」と、今週はミドルホールでのバーディーは狙っていないという。その分、ロングホールでチャンスを狙う。戦略通り、今日はすべてのロングホールでバーディー以上のスコアをとった。不得意な分野は捨てて、得意分野に集中する。渡邉の今週の戦い方はまさに“選択と集中”。スコアを期待できないミドルホールはアグレッシブには攻めず、渡邉の持ち味を最大限に生かせるロングホールは果敢に攻める。渡邉らしい攻め方がピタリとハマった。
劇的なチップインイーグルで初優勝を飾った『アクサレディスゴルフトーナメント』から半年。「2勝目がほしい」と力強く語った渡邉。得意の飛距離を生かした攻めのゴルフで、待望のツアー2勝目は間近に迫っている。
アン ソンジュ (3位:-5)
「16、17番で連続バーディーを取れてあがれたので、すごく満足しています。トーナメントが始まる前まではトップ10を目標にしていたんですが、自分が考えていたよりいいプレーが出来ています。久しぶりの優勝争いになりますけど、チャンスのホールでしっかりバーディーを取っていけば優勝のチャンスがきてくれると思うので、1打1打集中して頑張ります」。
大山 志保 (4位タイ:-4)
「17番が今日1番悔しかったです。アレを外しているようじゃダメですね。アイアンがあまり良くなかったけど、アプローチもパットも良かったです。明日はパター次第ですね。でも何が起きるかわからないですから。このコースは。攻めるしかない。攻めて、攻めて、攻めきります」。
堀 奈津佳 (4位タイ:-4)
「出だしから連続バーディーで調子は悪くなかったと思いますけど、後半伸ばせませんでした。(3連続)すごく良いイメージで出来ていたので、気持ち良かったです。最終日に優勝できる位置でと思っていたので、良い位置で終われてよかったです」。
森田 理香子 (6位タイ:-3)
「今日はもったいないところが多かったです。でも60台で回れたのでナイスプレーだと思います。スイングも頑張って直していますし、シャフトも変えて試してやっています。体も回るようになって綺麗なスイングになってきているんじゃないかと思います。8番も、18番も乗るのでイーグルトライしたいですね。今年は1個もないので…。気持ちや集中力。イーグルが取れたら集中もできているということです」。
吉田 弓美子 (6位タイ:-3)
「昨日右足をけがしてしまって、右足をひきずりながらのプレーでした。今日はやるか、やめるか悩んでいたんですけど、先週も休みましたし、ダンロップだし、仙台ですし、できるところまでと思って最後まで回ってきました。明日は上を目指したいけど、無理せず頑張って完走目指します」。