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2020.11.13

またも4連続 大西葵のピンチはチャンス

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

第36回伊藤園レディスゴルフトーナメント グレートアイランド倶楽部(千葉県)第1日

 勢いを味方に大西葵が 11-14番で、4連続バーディー奪取。5アンダーをマークし、2位タイと絶好のスタートを切った。5バーディー、ノーボギーの内容は真骨頂の粘りの賜物だろう。初の賞金シードと迎えた今季はリカバリー率66.85が6位(19年62.57=24位)、サンドセーブ率58.82の5位(19年37.80=65位)のスタッツでも一目瞭然。ピンチに強いことがわかる。「ノーボギーがうれしい。4連続バーディーより、やはりボギーを叩かないことが一番でしょう。きょうは、ショットの調子が良かった。バーディーチャンスは、最も長くて3メートル。それ以外、だいたいが1メートル以内です。特に、11番は第2打がカップから5センチぐらいでしたよ。一気に流れが良くなった」と言葉が弾む。

 バーディーをとると、連続が多い。前週の第2日も4連続バーディーをマークした。「ドドドドッーとっという感じです」と表現した。一方で、右手首の故障に悩み、決して万全の状態ではない。棄権が2試合。「(手首の症状は)いいとはいえない。様子を見ながら、という感じです。(主治医の)先生から、手術をすすめられるけど、メスが入るのはちょっと…。親指の付け根が痛い。痛み止めを打ちながら、試合へ出場している。少し前は、ショットが打てないぐらい痛かった。でも、今は少し落ち着いてきたし、開き直ってやっています」と頼もしい。

 直近の目標は、JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップの出場権を得ることだ。もっかの賞金ランキングは52位。メルセデスランキングが59位だ。出場権を得るのはそれぞれ30位以内。楽ではない。しかし、トライする気力が素晴らしい。絶好のスタートを切った今回は、「目標があるから、明日、明後日もがんばります」。正念場である。

(メディア管理部・宮崎 善秀)

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